学生がお金を借りる方法!学生ローンなどおすすめの借り方を解説

高校を卒業すると、就職や大学や短大、専門学校などへの進学と様々な進路に分かれます。

学生の場合、就職とは異なり、収入がほとんどないにもかかわらず、何かとお金を必要となることもあるかと思います。

主に入学費や授業料などの学費が負担となりますが、その他にも一人暮らしの学生の場合、家賃、食費、水道光熱費、交遊費などが発生するため、何かと金欠状態になりがちです。

ここでは、大学生や短大生でもお金を借りられるおすすめの方法や、そのメリット・デメリットをそれぞれ紹介したいと思います。

未成年の学生でもお金を借りられる「おすすめの学生ローン5社」も合わせて紹介しているので、何かとお金を必要としている学生さんなどがいたら、ぜひ参考にしてみてください。

目次

学生がお金を借りるおすすめの方法

学生におすすめのお金の借り方は、主に以下の6つが挙げられます。

  • 学生ローン
  • カードローン
  • クレジットカードのキャッシング
  • 奨学金制度
  • 質屋からの融資サービス
  • 親や友人からの借入

「カードローン」や「学生ローン」は、いわゆる貸金業者からの借入になり、基本的に「安定した収入」が申し込む際の最低条件となります。

「クレジットカードのキャッシング機能」は、買い物などで便利に利用できるショッピング機能とは別に付帯できる機能のことで、カードローンのようにコンビニATMから自由にお金を借りられるようになっています。

また、大学の学費としてお金を借りるには「奨学金制度」を利用するのがおすすめで、未成年の学生であっても利用可能です。

「質屋の融資サービス」は”大黒屋”などの大手質屋が行っているサービスですが、ブランド品や貴金属を担保にした融資なので、20歳以上の学生であれば利用可能です。

その他にも、「親や友人からの借入」も大学生であれば社会人と比べても実現が容易で、”金利0円”としてお金を貸してくれる場合もあります。

これら6つの方法をそれぞれ以下で解説していくので、自分でもできそうな方法や興味のある方法を見つけてみてください。

20歳以下の学生でも学生ローンを利用すれば借入可能

学生であれば、学生向けの融資サービスである「学生ローン」を利用するのがおすすめです。

「学生ローン」とは、未成年の学生(高校生以外)でも借入できる融資サービスで、上記で紹介しているカードローンとは異なります。

主に東京高田馬場に学生ローンの店舗が集中していますが、Webからでも申し込み可能となっており、地方や郊外の学生であっても借入可能です。

学生ローンの中でもおすすめなのは下記の5社になります。

業者名・サービス名金利借入限度額審査スピード未成年者の学生
カレッヂ15.0~17.0%50万円
(未成年の学生は10万円)
記載なし
親の同意書が必要
フレンド田(DEN)12.0~17.0%50万円記載なし親の同意書が必要
Campus(キャンパス)14.40~16.80%50万円記載なし記載なし
マルイ15.0~17.0%50万円最短20分親の同意書が必要
友林堂12.0~16.8%30万円最短5分親の同意書が必要
情報調査日2021年2月11日

記事後半ではこちらの学生ローンをより詳しく紹介しているので、興味があればぜひ参考にしてください。

学生ローンのメリットとデメリット

学生ローンのメリットは未成年の学生でも利用できるということです。

すべての学生ローンというわけではないのですが、上記で紹介している「カレッヂ」や「フレンド田(DEN)」といった学生ローンであれば、未成年の学生でも融資してくれます。

また、一部の学生ローンではアルバイトをしていなくても融資対象としてくれるところもあり、カードローンよりも審査に柔軟なことが学生ローンの魅力と言えるでしょう。

学生ローンのメリット

  • 未成年の学生でも利用できる
  • 審査が柔軟で借りやすい

学生ローンのデメリットは融資限度額が少ないということが大きく、最大でも50万円までしか借りられません。

学生を対象にしている融資サービスなので、カードローンやキャッシングといった借入と比べてしまうと、やはり借入限度額は少なくなってしまうのです。

また学生ローンは、未成年の学生でも融資してくれますが、その場合には「親の同意書」が必要となってしまいます。

そのため、未成年の学生が学生ローンからお金を借りる場合には、親御さんに連絡して同意書を書いてもらわなければなりません。

学生ローンのデメリット

  • 限度額が低くまとまった借入はできない
  • 未成年の学生の場合は親の同意書が必要
  • 店舗が東京都内にしかない

学生でも借りやすいおすすめの学生ローン5選

最後に、学生にも借りやすいおすすめの「学生ローン5つ」をそれぞれ紹介していきます。

学生ローンの多くが東京都内に店舗を構えていますが、申込みはWebからでも行えるため、住んでいる地域に関わらず借入できるようになっています。

申込みの際の必要書類は、主に「学生証」と「本人確認書(保険証など)」の2点のみですが、未成年の学生を融資対象としている学生ローンは別途「親の同意書」も必要です。

カレッジ

カレッヂは未成年の学生でも借りられる学生ローンで、アルバイトをしていない学生のにも相談に乗ってくれるのも魅力。

過去にアルバイトをしていた学生やこれからアルバイトをする予定の学生であれば、融資対象としてくれる場合があります。

公式サイトの方にも、下記のような文言がしっかりと書かれています。

カレッヂの特徴
  • 未成年の学生も借入可能!
  • セブン銀行から借入返済できる!
  • 返済の手数料が無料!
  • 安定した収入に対する考え方が柔軟!
会社名株式会社カレッヂ
住所東京都新宿区高田馬場2-17-1伊勢浪ビル305号
金利15.0%~17.0%
借入限度額50万円
審査スピード最短30分
未成年の学生○(親の同意書が必要)
バイトなしでの申込み
Web申込みでの郵送物なし
営業時間平日10:00~18:00土曜10:00~14:00
定休日日曜日・祝日
電話番号03-3205-1105
公式ホームページhttps://www.3205-1105.co.jp/top.htm

フレンド田(DEN)

フレンド田(DEN)も未成年の学生を融資対象としている学生ローンで、親の「同意書」を準備すると、その日のうちにお金を借りられるようになっています。

その際には親などに「保証人」になってもらう必要もあるので、その旨も承知しておいてください。

学生ローンに限らず、融資には返済期間がありますが、フレンド田(DEN)の返済期間は最長5年までと他の学生ローンよりもやや長く設定できるため、1回の返済負担を軽減できます。

フレンド田(DEN)の特徴
  • 未成年の学生も借入可能
  • 返済期間は最長5年と長い
  • 友達紹介をすると3,000円~5,000円プレゼント
会社名有限会社フレンド田(DEN)
住所東京都新宿区高田馬場3-2-1 大和ビル2階
金利12.0%~17.0%
借入限度額50万円
審査スピード最短30分
未成年の学生
バイトなしでの申込み
Web申込みでの郵送物なし
営業時間平日10:00~18:00土曜10:00~15:00
定休日日曜日・祝日
電話番号0120-70-1345
公式ホームページhttp://www.gakusei-cashing.com/

Campus(キャンパス)

「Campus(キャンパス)」は、最大金利が16.80%と他の学生ローンと比べても金利が低く利用しやすくなっています。

学生だけではなく、会社員や公務員の方でも34歳までであれば借入可能です。

ただし、キャンパスからお金を借りるにはアルバイトをしている必要があるので、バイト先が決まっていない学生の場合には利用できません。

Campus(キャンパス)の特徴
  • 最大金利が低い
  • 学生以外でも融資してくれる
  • アルバイトをしている学生が対象
  • 土曜日も営業している
会社名株式会社キャンパスカレッヂ
住所東京都新宿区高田馬場4-18-15 第2中村ビル202
金利14.40%~16.80%
借入限度額50万円
審査スピード最短30分
融資対象20歳~34歳までの会社員・公務員・学生
未成年の学生
バイトなしでの申込み
Web申込みでの郵送物なし
営業時間平日10:00~18:00土曜10:00~16:00
定休日日曜日・祝日
電話番号0120-874-090
公式ホームページhttps://www.camp.co.jp/

マルイ

「マルイ」はWebから申し込んでも郵送物が発生しないため、親や兄弟などに借入したことがバレることがありません。

会員として申し込むと最短20分で審査が完了し、友達を紹介することで金利を引き下げてくれます。

マルイは平日にしか申し込めず、土日祝日が休業日となっているため、注意してください。

マルイの特徴
  • 毎月の返済は利息のみでもOK
  • 会員なら最短2010分で審査完了
  • 友達紹介すると金利が低くなる
  • 土曜日は休業日で申し込めない
会社名株式会社マルイ
住所東京都新宿区高田馬場2-19-7タックイレブン603
金利12.0%~17.0%
借入限度額50万円
審査スピード最短20分
未成年の学生

友林堂

友林堂は審査スピードがとても早く、申込みからわずか5分ほどで融資の有無を判断してくれます。

金利も「12.0%~16.8%」と低く、必要書類は「学生証」だけでも可能なので、保険証や免許証などが手元になくても申込可能です。

ただ、借入限度額は30万円までと、他と比べて少ないことが唯一のデメリットです。

友林堂の特徴
  • 融資スピードが早い
  • 「友達紹介」のキャンペーンがある
  • 借入限度額は30万円と少ない
会社名株式会社友林堂
住所東京都豊島区西池袋3-26-6サンサーラ西池袋3F
金利12.0%~16.8%
借入限度額30万円
審査スピード最短5分
未成年の学生
バイトなしでの申込み
Web申込みでの郵送物なし
営業時間平日10:00~18:00土曜日10:00~15:00
定休日日曜日・祝日
電話番号03-3346-0446
公式ホームページhttps://www.ic-loan.co.jp/

20歳以上の学生ならカードローンがおすすめ

お金を借りる方法は様々ではありますが、なかでも身近な存在なのはプロミスといった消費者金融カードローンではないでしょうか。

実は消費者金融カードローンは、大学生や短大生でも20歳以上で安定した収入があれば審査に通り、お金を借りられる可能性があります。

さらに銀行カードローンなども同様に、学生であっても利用可能です。

ただし、消費者金融カードローンも銀行カードローンも年齢条件は「20歳以上」で、さらに「安定した収入」が必須条件となっています。

そのため、学生と言っても、借りられるのは20歳以上の大学生などに限られ、さらにアルバイトなどで安定した収入を得ている学生が融資対象となります。

大手消費者金融のカードローン

スクロールできます
業者・サービス名称実質年率借入限度額審査時間目安学生の借入条件
アイフル3.0%~18.0%800万円最短20分※3安定した収入がある20歳以上の学生
プロミス4.5%~17.8%500万円最短3分※4安定した収入がある18歳以上の学生 ※₂
レイク4.5%~18.0%500万円お申し込み後、最短15秒安定した収入がある20歳以上の学生
SMBCモビット3.0%~18.0%800万円最短30分※ ₁ 安定した収入がある20歳以上の学生
※₁ 申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
※₂ 申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。
※ ₂ 高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申し込みできません。
3 申込状況によってはご希望に添いかねます。
※4 お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

大手の消費者金融カードローンは主に上記の5社があり、金利、借入限度額、審査スピードはそれぞれ表の通りです。

大手消費者金融であれば、審査は20分程度で終わり、初めての利用者であれば金利0円で利用できるところもあります。

特にレイクは初めての利用者はWEB申込で60日間、借入金額5万円までは180日間金利0円となっているため、大学生などの学生には利用しやすいサービスです。

■レイクに関して
※Web以外の無人店舗やお電話で申込むと、お借入額全額30日間無利息またはお借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。
※60日間無利息(Webでのお申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1~200万円まで。
※30日間無利息、60日間無利息(Webでのお申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。
※初回契約翌日から無利息
※無利息開始日はご契約日の翌日からとなります。
※無利息期間経過後は通常金利適用。

貸付条件
ご融資額 :1万円~500万円
貸付利率(実質年率): 4.5%~18.0%
※貸付利率はご契約額およびご利用残高に応じて異なります。
ご利用対象 :満20歳~70歳(国内居住の方、日本の永住権を取得されている方)
遅延損害金(年率): 20.0%
ご返済方式 :残高スライドリボルビング方式/元利定額リボルビング方式
ご返済期間・回数: 最長5年・最大60回
※融資枠の範囲内での追加借入や繰上返済により、返済期間・回数はお借入れ及び返済計画に応じて変動します。
必要書類 :運転免許証等
※収入証明(契約額に応じて、レイクが必要とする場合)
担保・保証人: 不要
商号・名称:(新生フィナンシャル株式会社)
貸金業者の登録番号:(関東財務局長(10) 第01024号)

銀行名金利借入限度額審査スピード学生の借入条件
ソニー銀行2.5%~13.8%800万円3日~4日安定した収入がある20歳以上の学生
楽天銀行1.9%~14.5%800万円3日~4日安定した収入がある20歳以上の学生

学生でも借入可能な主な銀行カードローンとして、上記のソニー銀行、楽天銀行のカードローンが挙げられます。

消費者金融カードローンよりも金利が低く、安定した収入がある学生であればアルバイトの方でも審査に通る可能性があります。

ただ審査スピードはやや遅く、即日融資といったことは難しいでしょう。

カードローンのメリットやデメリット

カードローンのメリットは審査スピードが早いことです。

他の借入方法と比べても申込から借入までが短時間で行われ、特に消費者金融カードローンの利用であれば即日融資が可能です。

月に10万円といった低収入の学生でも安定した収入があると判断されたら融資を行ってくれる可能性があります。

その他にもカードローンの借入であれば、借りたいときに借りられるようになっており、借りたお金の利用に制限がないこともメリットになります。

カードローンのメリット・デメリット

  • 審査スピードが早い
  • 低収入の学生にも審査が柔軟
  • 借りたいときにだけ借りられる
  • 利用目的に制限がない
  • 消費者金融カードローンは金利が高い
  • 銀行カードローンは学生が利用できないところもある
  • 返済完了までが長引くことが多い
  • 信用情報に借入履歴が残る

一方、カードローンのデメリットは金利が高いので学生にはやや負担になります。

特に消費者金融カードローンの少額借入の場合には金利が高く、最大18%もの金利が発生します。

銀行カードローンは消費者金融カードローンと比べて比較的金利が低いのですが学生を融資対象にしていないところが多く、すべての銀行カードローンで学生が利用できるわけではありません。

また、カードローンは金利が高く他よりも返済完了までが長引いてしまいがちです。信用情報にも借入履歴が残ってしまうため、その辺りを十分把握した上で利用するのが賢明です。

クレジットカードを持つ学生ならキャッシング機能で借りられる

クレジットカードは18歳以上であれば申し込みが可能で(親の同意書が必要)、さらにキャッシング機能といったお金を借りられる機能も付けられるようになっています。

そのため、未成年の学生でも、親の同意書があってクレジットカードのキャッシング機能を付けられれば、カードローンのように利用したいときに利用したい金額を借りられます。

ただし、すべてのクレジットカードで学生がお金を借りられるというわけではありません。

学生でも申し込めるキャッシング機能の付いた主なクレジットカードとして、以下の3つが挙げられます。

カード名称金利借入限度額審査スピード年会費学生の借入条件
三井住友VISA
デビュープラスカード 
18.0%5万円1週間1,375円(税込)
※初年度無料
※年1回の利用で無料
安定した収入がある
18歳~25歳以上の学生(高校生は除く)
オリコカード・ザ・ポイント15.0%~18.0%100万円2週間無料安定した収入がある
20歳以上の学生

三井住友VISAデビュープラスカードは、18歳~25歳までの人しか持てない学生向けのクレジットカードであり、未成年の学生でもキャッシングによってお金を借りられるのです。

オリコカード・ザ・ポイントは、オリコポイントを貯められるようにあっており、入会時には1000オリコポイントを獲得できます。

メインがクレジット機能である三井住友VISAデビュープラスカードとオリコカード・ザ・ポイントは、キャッシング機能がサブ的な位置づけなので限度額が高くありません。

また、限度額が高いからと言って必ず限度額までの融資を受けられるわけではなく、本人の年齢や収入に応じて限度額が設定されるため、5~10万円程度を想定しておきましょう。

クレジットカードキャッシングのメリットやデメリット

クレジットカードのキャッシングによる借入のメリットは、クレジットカードを保有することで、通販サイトなどの買い物がより使いやすくなるということです。

大学進学をきっかけにクレジットカードを持つ学生は多いですが、クレジットカードを持つことでキャッシングだけではなく普段の買い物の際に便利になります。

そのため、将来クレジットカードを保有する学生であれば、お金を借りることをきっかけにキャッシング機能の付いているクレジットカードを作ってしまうのもおすすめです。

クレジットカードからキャッシングのメリット・デメリット

  • ショッピング機能で買い物ができる
  • ポイント付与などの特典がある
  • 「三井住友VISAデビュープラスカード」なら未成年の学生でも利用可
  • 借入限度額が少ない
  • 未成年の学生の場合には申込時に親の同意書が必要
  • 金利が高い
  • 審査スピードが遅い
  • 年会費がかかることも

クレジットカードのキャッシング機能はサブ的な位置づけなので、限度額はカードローンより低くなります。

また、キャッシングの限度額の高いクレジットカードを申し込んでも、本人の年齢や収入に応じて限度額が設定されるため、学生だと5~10万円が一般的。

またクレジットカードの場合には年会費が発生し、カードが手元に届くまでに1~2週間はかかるため、急な借り入れには対応できません。

学生でも不要な家電やスマホがあれば質屋でお金が借りられる

自宅や実家などに不要で使っていない家電やスマホなどがあれば、質屋の融資サービスによってもお金が借りられます。

もともと質屋は物品を担保にした貸付事業を主に行っていた背景があり、今でも大手質屋であれば、物品を担保にした融資サービスを受けられるのです。

融資サービスを行っている大手質屋は、主に以下の店舗が挙げられます。

 金利融資額学生の借入条件
大黒屋0.95%~1.5%10万円未満~1,000万円以上20歳以上の学生
かんてい局4%~8%1,000円~100万円以上20歳以上の学生
さのや1.2%~8%要問合せ20歳以上の学生
須賀質店1.2%~2.3%10万円未満~100万円以上20歳以上の学生

大黒屋とかんてい局は全国に店舗がある質屋なので、各主要都市に住んでいる学生であれば、比較的利用しやすいサービスです。

一方、さのやと須賀質店は東京都内にしか店舗がないため、東京都近郊の学生以外には利用が難しいと思います。

店舗名金利融資額学生の借入条件
大黒屋0.95%~1.5%10万円未満~1,000万円以上20歳以上の学生
かんてい局4%~8%1,000円~100万円以上20歳以上の学生
さのや1.2%~8%要問合せ20歳以上の学生
須賀質店1.2%~2.3%10万円未満~100万円以上須賀質店は18歳以上可能
(高校生不可)

大黒屋とかんてい局は全国に店舗がある質屋なので、各主要都市に住んでいる学生であれば、比較的利用しやすいサービスです。

一方、さのやと須賀質店は東京都内にしか店舗がないため、東京都近郊の学生以外には利用が難しいと思います。

質屋の融資サービスのメリットとデメリット

大黒屋やかんてい局といった大手質屋の融資サービスは、物品を担保にするものなので、安定した収入がない学生でも利用できます。

また、金利はカードローンよりも低く、大黒屋の場合には最大1.5%の金利でお金を借りられます。

質屋の融資サービスは信用情報の借入履歴には残らないため、将来の住宅ローンやマイカーローンへの影響も心配ありません。

質屋のメリット・デメリット

  • 安定した収入を得ていなくても利用できる
  • 金利が低い
  • 信用情報に借入履歴が残らない
  • 融資サービスを行っている質屋が少ない
  • 査定対象となる物品が必要
  • 借入限度額が少なくなりやすい

大黒屋やかんてい局といった、融資サービスを行っている大手質屋は都市部などにしかなく、物品を担保にした貸付業務を行っている店舗自体がそもそも少なくなっています。

また、担保となる物品がなければ融資を受けられないため、誰でも利用できるわけではありません。

借入額も物品の査定額までしか融資してくれないため、まとまった資金を捻出するには向いてないと言えるでしょう。

進学のための資金や授業料などの資金としての借入と言うと「奨学金制度」があります。

奨学金制度は様々な団体や企業などが提供していますが、最も利用されているのは、独立行政法人の「日本学生支援機構」によるものです。

学費資金の借入なら低金利の奨学金制度を積極的に利用しよう

進学のための資金や授業料などの資金としての借入と言うと奨学金制度があります。

奨学金制度は様々な団体や企業などが提供していますが、最も利用されているのは独立行政法人の日本学生支援機構によるものです。

日本学生支援機構は主に文部科学省が支援している独立行政法人で、大学進学などに必要な資金を低い金利で融資してくれます。

種類実質年率借入限度額学生の借入条件
第一種奨学金無利子月額6万4,000円国内の大学院、大学、短期大学、高等専門学校、専修学に在学する学生・生徒
第二種奨学金0.157 %~0.267%(令和2年度)月額12万円国内の大学院、大学、短期大学、高等専門学校(4・5年生)、専修学に在学する学生・生徒

日本学生支援機構の奨学金制度には、第一種奨学金と第二種奨学金の2つがあり、高校での成績が良かった学生の場合には無利子による第一種奨学金を利用できます。

奨学金制度は教育の機会均等を理念に誕生した制度なので、貯蓄などが少ない家庭であっても、入学資金や授業料などの学費を低い金利で融資してくれます。

社会格差に影響されず、誰しもが平等に勉強できるよう設立された融資制度なので、学費の支払いが困難な学生でも、お金の心配をすることなく希望通りの進路を選択可能です。

また、日本学生支援機構の奨学金制度には返済義務が発生しない給付型奨学金もあり、生活保護世帯や住民税非課税世帯といった世帯で一定の要件を満たせば、誰でも申し込めるようになっています。

奨学金制度のメリット・デメリット

  • 貯蓄が少ない家庭でも大学進学の費用を工面できる
  • 給付型の奨学金制度を利用すれば返済義務が発生しない
  • 金利が低い
  • 在学期間中でも返済しなくてもよい
  • 一括借入によるまとまった資金を用意できない
  • 教育ローンと異なり自分に返済義務がある
  • 大学卒業後の返済期間が長い

奨学金制度は金利が低く、学費の費用を捻出したいのであればカードローンやキャッシングよりもおすすめです。

ただ、カードローンやキャッシングとは違い、奨学金が支払われるのは月々の分割振り込みとなるため、まとまった資金を一括で用意できるようにはなっていません。

また、国や銀行の教育ローンとは異なり返済義務が発生するのは保護者ではなく教育を受ける自分自身になるため大学卒業後には毎月少しずつ返済していく必要があります。

親や友人からの借入なら利息0円でも借りられる可能性がある

カードローンやキャッシングといった金融機関からの借入をしたくない学生の場合は親や友人からの借入という方法もあります。

上記で紹介している借入の場合、金利や利息が発生しますが、親や友人からの借入であれば利息0円で資金を工面できるかも知れません。

その際には「借用証書」という証明書を作成するのが望ましく、手書きでもいいので必ず用意してください。

親や友人からの借入であれば金利0円での借入も期待できますが、それだけでなく返済期間なども柔軟に対応してもらえる場合もあります。

すべてのケースで金利0円や返済期間を柔軟に対応してもらえるわけではありませんが、状況次第では金融機関からの借入よりも負担を軽減できます。

親や友人からの借入のメリット・デメリット

  • 金利0円でも借りられる
  • 返済期間を柔軟に設けられる
  • 審査がない
  • 返済が遅れるとトラブルになりやすい
  • 信用や信頼が損なわれやすい
  • 親子・友人関係への悪影響が発生しやすい

親や友人からの借入を行ってしまうと、信用や信頼が損なわれる可能性もあるので、積極的におすすめできるものではありません。

返済などが遅れてしまうと、何かとトラブルが起こるため、親や友人からお金を借りる場合も、しっかりとした返済計画を立てる必要があります。

目次